読了。
1冊で2度楽しめるシリーズです。
夢の中で異世界を旅していたカズヒロは、知り合いのエルフのマリアーベルとドラゴンのいる地下を探検中、二人いっしょにドラゴンの炎で焼かれてしまいます。でも夢の中だから、と目を覚ますと、横で寝ていたのは夢の中の世界の住人のはずのマリアーベルでした。(小さいときに名前をカズヒホと間違って登録してしまってからずっとその名前を使っていたり。しかも、この世界では現実世界よりも若く子供のような容姿をしてます。)
現実での一廣はしがないサラリーマン。幼少のころから遊んでいた夢の世界が実は別の世界で、お互いの世界をもうひとつの世界で寝ている間にすごすという毎日を送っていたのでした。
そして、夢の世界から戻ってくるもうひとつの条件が、その世界で死ぬこと。その能力に巻き込まれてマリアーベルことマリーはこちらの世界に来てしまったのでした。
マリーにとってこちらの世界の日本は言葉の通じない外国のようなもの。好奇心旺盛なマリーは、日本の文化と日本のおいしいごはんに魅了されるのでした。
そして、夢の中の世界では、二人はパーティーを組んで行動するように。
日本でのマリーの幼なく見える無邪気さと、夢の中の世界での権威ある魔術師としての凛とした感じのギャップもおもしろいし、それぞれの世界で全然テイストの違う話が進んでいくのがこの話のおもしろいところです。
原作小説は6巻まで出てるようですが、6巻目だけが電子書籍になっていてちょっと不評を買ってるようですが……。
このコミカライズ、絶妙なノリが楽しいので最後まで続いて欲しいと思うのですが。
ちょっと吊り目で怒り眉のマリーですが、猫をあやしてるところとかかわいいです。
この話、夢の世界と現実世界で微妙に頭身を変えてるんですよ。マリーが幼なく見える現実世界の方が頭身が高く、二人の身長がそろってる夢の世界ではちょっと頭身が低くなっています。
Artemisblueの。
ワイヤーフレームの背景が遠近感を失わせ、さらに時々ぐるぐる回ってるようにも見えるので、かなり平衡感覚がおかしくなりそうな難しい譜面な気がします。ノーツそのものはゆっくりと飛んでくるのですがね。
神椿の理芽のカヴァー。
久しぶりの理芽の英語の歌だ。でもRADWIMPSの曲なのね。