読了。
一応TSFの部類に入るのでしょうが、ある意味男だったのは主人公の妄想だと解釈できなくもない作品。
帝国の皇女アウローラは才女で魔力も頭脳も武芸にも秀でているのですが、唯一欠点が。彼女の前世は若くして事故で亡くなった男の子で、彼女は男の子に戻りたいと願っていたのでした。この世界では女性にしか能力は目覚めないし、女性にしか権力が与えられないというのに。
一代で帝国を築いたむっちゃくちゃ強力な母親だとか、かなり変わった側近たちだとかもあって結構おもしろかったです。アウローラの突き抜け方も。普通にしていれば優秀なんですがね。
何も考えてはいけない作品だということがよくわかりました。
今回でヒロインが出揃った感じなのでしょうか。
そしてお約束の、ゲスい主人公が案外とまともでいいやつでした、というやつでした。
頭をからっぽにして笑いとばすのによいようです。