今回は結構入念に準備をしていたのですが、直前に色々と問題が発生して色々とひやひやしました。
このところ現地で雨が続いていたというのもありますが、昨日、山形新幹線が一時ストップしたというのがあったのです。しばらくして再開し、昨日のうちにダイヤは戻ったようですが。
ただ、今日も天気が悪いという予報はあったので、最悪の事態を予測して早めに出発することにしました。
というわけで今朝は6時起き。このところ昼寝が多かったものでゆうべはなかなか寝付けなかったのですが、結局夜中に疲れて熟睡していたみたいです。
7時ちょっと前に武蔵大和の駅を出発。当初は国分寺経由で東京に行く予定だったのですが、安いし早いということで高田馬場から東西線で大手町に出ることにしました。
今朝の新幹線の状況を見たところ、問題はなさそうでした。
大手町から丸の内オアゾの中を通って東京駅の丸の内口に。それから八重洲口の方に移動しました。
そこの喫茶で少し時間をつぶしてから山形新幹線のホームへ。
ホームが2レーンあってどっちなのかわからなかったのですが、適当に上がった方が出発する方でした。
かなり早くホームについたので、列車の発着を見ていました。
コロナ対策で車両内の清掃に時間がかかるためか、10分前ぐらいに入って来た電車に乗ることができるのは3分前ぐらいみたいになっていました。
とりあえずホームで駅弁を購入しました。
うちらが乗るつばさ133号は9時36分ごろに入線してきました。すぐに車内清掃に入りましたが、思ったよりも早く、9時45分には中に入ることができました。車両の前の方が山形の新庄まで行くのですが、後ろの方の車両やまびこ は福島で分岐して仙台に行くみたいでした。
10時ちょうどに東京駅を出発。とりあえずは快調みたいです。
山形新幹線は福島以降在来線を通ってるのですが、特に福島と米沢の間は山の中をゆったりと進んでいます。
福島を過ぎてしばらくしたところで、11時42分ごろ、庭坂という本来は止まらない駅(在来線の駅)で止まってしまいました。
なんと向いの登りの列車がトンネルの中で猪を衝突してしまったということで、その安全確認のため停車するというのです。
さて困った。ここでどのぐらい時間喰われるんだろう……。
幸い(?)にして10分ぐらいしてから安全確認ができたということで列車は動きはじめましたが、そのあとはひやひやです。
山の中ではゆっくりとしか走らないからもっと遅れたらどうしようという考えが脳内をかけめぐるのでした。
宿のチェックインは15時なのですが、宿からの送迎バスが13時31分予定の新庄着に合わせてやってくるはずなので、時間がずれたら大変です。
米沢を出て終点に近付くについれて駅の数が増えてきたのですが、最後は15分ぐらい遅れて13時45分ごろ新庄に着きました。
結局、送迎バス(というかミニバン)に乗るのはうちら二人だけだったようで、13時57分ごろに新庄の駅前を出発しました。
新庄のひとつ前の駅が船形というところで縄文遺跡の土偶で日本最大の縄文の女神というのが出土したところらしいのですが、そっちの方に少し戻ってから横に折れて肘折温泉の方に向いました。大体駅から40分ぐらいかな。そこに肘折温泉街がありました。
崖の上からぐるぐる回る橋をつたって下の方に降り、その一番奥の方に今回の旅館観月がありました。
思っていたよりもアバウトな感じでやっていて、結構適当にやりとりができる感じでした。
夕食の時間とか朝食の時間を連絡してとりあえずはフリータイム、と。
肘折温泉は直径2キロメートルほどの肘折カルデラの東端に位置していて、カルデラは活火山と認定されてるらしいです。温泉街は火山のマグマ溜りの上に立っていることになるのだそうです。
伝承によると、大同2年(西暦807年)に老僧(地蔵権現)が骨折した肘が温泉ですぐになおったということを聞かされた源翁が温泉を開いたということが由来になってるそうで、かなり昔からある温泉街らしいです。
カルデラの中央にある黄金温泉と、一般には公開されていない石抱温泉の3つで構成されてるところなんだそうです。
当初、連れの計画では明日回る予定だったのですが、8月だけ木曜が定休であることが直前に発覚、今日行くことにしました。
宿を出て、宿や商店の立ち並ぶ小路を抜けた反対側にいで湯館があります。市民の公民館みたいな形になってるみたいです。
元々肘折の源泉は温度が高く、薄めることで温度を下げてるということだったのですが、ここのお湯も温度が高かったです。しかも身体を冷ますところがなくて熱がこもる一方。あまり長くは入浴していられませんでした。
温泉街は銅山川のほとりにあるのですが、ここ数日の大雨のせいで水はかなり濁ってしまっていました。いつもは透き通ったきれいな水が流れているらしいです。いで湯館の浴場からも流れを見ることができます。男湯と女湯が時々入れ替えになるみたいですが、川が見えない方は冬は大きな雪達磨のおおくらくんが見えるようになってるみたいでした。(今は駐車場が見えるだけ。)
川沿いにぐるっとまわって宿に戻りました。
18時から夕飯。量が少なめのものを選んだということですが、かなりのボリュームがありました。
それでもかなり消化の良いものばかりで、すぐにこなれてきました。
夕飯のあと、温泉街の宿の店先に吊られているランタンを見てまわりました。今の時期、ひじおりの灯といってランタンを吊るしてあるということなのです。今回は温泉街に来ている入浴客はそんなに多くないみたいなのですが、夕食のあとでちらほらとランタンを見てまわる人がいるみたいでした。
集落をひとまわりしたあたりで胃もこなれてきたので、予約していた内湯につかってみることにしました。予約のときの案内のメールに書かれていたものなのですが、実際はあまり使う人がいないみたいで、宿の人にめずらしがられていました ^^;;
この内湯もまた温度が高く、長くつかってることはできませんでしたが、結構堪能しました。
内湯は離れにあるのですが、普段使ってないところみたいで、トイレの水もしっかり流れないようなところだったりして ^^;; 宿泊客が多いときはここも使ってるのかなぁ?
しばらく身体をやすめてから、大浴場の方にも行ってきました。露天風呂の方は身体を冷ますことができたので、他のところよりもゆったりと入れた気分でした。