ゆうべ22時ごろに寝たせいか、今朝は5時ごろに目が覚めてしまいました。
買ってあったサンドイッチを朝食にして、温泉に入って、それから7時半ごろにホテルを出ました。(ゆうべは素泊まりだったので、朝食もついていなかったのです。)
日光街道を新橋にむかって歩いて、まず目についたのは殉死の墓という石碑でした。家光の亡くなったときに殉死した幕臣たちの墓でした。釈迦堂というところにありました。
延命地蔵尊を通りすぎて、青龍神社というところがありました。さらに武家屋敷あとの旧金谷ホテルも通り過ぎました。
そうこうしているうちに、8時ごろに西参道についたので、そこから二荒山神社(ふたらやまじんじゃ)の方にむかいました。そのとちゅうにあったもこもこしたつぼみが気になっていたのですが、なんとアジサイのつぼみだったのですね。アジサイってあんなつぼみなんだ。もこもこからあのちっこい花がいっぱいでてきたのです。
まずは二荒山神社を参拝しました。縁結びとか夫婦円満とか家内安全とかでまつられている神社みたいです。券売所が本殿の左にあったので、参拝券を買いました。ここは男体山とか中禅寺湖の方まで境内になっているというかなり広いところだったりします。神苑の中にあった御神木が樹齢700年ということでかなりでかかったです。日枝神社とか化け灯籠とか大黒殿とかありました。休憩所が霊泉のちかくにあって、そこで抹茶を飲みました。男体山とかを模した石の山があったりしました。
神苑を出て、そのとなりの本殿に入りました。祀ってある神様が三柱あって、大己貴命(おおなむちのみこと)と田心姫命とその子供の神様でした。大己貴命は大国主命に相当するみたいですね。
二荒山神社の向いに寺(?)があって中がのぞけるようになっていたので、ぐるっとのぞいてきました。
大猷院(たいゆういん)が二荒山神社のとなりにあったので見てきました。ここは家光の廟所となっています。なんというか、プチ東照宮という感じで、豪華絢爛な感じは東照宮に近いのですけどちょっとおさえたような感じで小さいというところです。
二荒山神社の前まで戻って、そこにあった茶屋の翁というところでかき氷を食べました。そこで東照宮の宝物館の割引券をくばっていたので、それで宝物館を見てきました。家康の遺品とか、当時から伝わる刀とか、今使われている神輿の前に使われていた神輿とかありました。神輿は3つあって、ひとつが家康をまつってあって葵の御紋があり、ひとつは源頼朝をまつってあって抱き茗荷の御紋、そしてみっつめが秀吉をまつっていてみつどもえの御紋となっていました。東照宮の20分の1の模型も展示してありました。これは全ての建造物が再現されているものでかなりの大きさがあったなぁ。
宝物殿の外の庭のところで、石唐門と石鳥居が置かれていました。これは初期に東照宮で使われていたものが破損されて埋められていたのですが、また掘りおこされてここに建てられていたのでした。
東照宮の参道の方に出て、そこから横に入ったところの金谷ホテルのレストランとかあるところに出ました。そのあたりに色々と食べものを売っていたので、ゆば肉饅と100年カレーパイを買って食べて昼にしました。
その裏手に御仮殿(おかりでん)という、東照宮を修復しているときに御祭神を移してまつるのだそうです。これはプチプチ東照宮という感じで、結構地味ですけど、ちゃんと機能がそろっていました。ちゃんと奥宮に相当すると思われるところもあったみたいです。御神庫(みこしを格納しているところ)も地味ですけどありました。
参道に戻って、輪王寺の方へ。護摩堂の向いに比叡山の宝塔に相当する、家光の命で天海僧正が建てた相輪とう というのを見てきました。
輪王寺の三仏堂は、今は平成の大修理の最中でまわりを大きな建物でかこわれていました。でも中は見ることができて、本尊の阿弥陀如来と千手観音と馬頭観音を見ることができました。かなりでかいです。
横のところで、修理の時に使われている木の組み方の見本みたいなものがありました。かなり複雑に組み合わされているのですね。
そこからさらに上の展望台に上がることができて、修理中の三仏堂の横とか上が見えました。一番上からはあたりを見下ろすことができるようになっていました。
三仏堂を出たころに天気が悪くなってきました。朝はかなり晴れていて暑いほどだったのに。なんかぽつりぽつりとやりはじめていたので、三仏堂の前の逍遥園という庭を見ようと中に入ったのですけど雨が激しくなってきたので、となりの宝物殿を見てきました。徳川15代の全員の将軍の肖像が展示されていました。これを描いたのは、お札の聖徳太子とか伊藤博文とかを描いた人らしいです。中の展示室では天海僧正に縁のある品の特別展示をしていました。それにしても、東照宮関連では後水尾天皇のことが出てきます。隆慶一郎著の『花と火の帝』の主人公ですね。文字関係の展示が多かったからかな。
で、雨はかなり激しくなっていて、雷も鳴っていたので、そこからしばらく動けませんでした。
雨足が弱くなってきたので、逍遥園を傘をさして見てきました。中の池は水が濁ってしまっていましたけど、こじんまりとしてかわいらしい庭園でした。それにしてもよく手入れが行き届いていたなぁ。鯉がいました。琵琶湖を模して作ってあったということなのですけど、琵琶湖にいる鯰は連れてこれなかったので、かわりに岩を置いてあるということです。
神橋の方にむかって、途中にある勝道上人(しょうどうしょうにん)の像を見てきました。日光開山の祖なんだそうです。
鎌倉時代には頼朝の寄進があったとうことで、そのこともあって家康の東照宮や家光の大猷院廟が建立されたということだそうです。
参道に戻って、東照宮の旧社務所の朝陽閣にある日光東照宮美術館を見てきました。社務所をかざっていた、横山大観やその弟子たちによるふすま絵が展示されていました。それまでの日本画と違って結構現代風にアレンジされたものなんだそうです。最後の部屋に大観の朝陽図のある部屋がありました。天皇とかが来るときに通される部屋なんだそうで、他の部屋とは雰囲気が違います。朝日がさす中、もやとかが金箔で表現されていて、部屋全体がひとつの作品という感じでした。
西参道の方に戻って、そこから日光街道をホテルの方に戻りました。
その途中に夜泣き石というのがあったりしました。このあたりは町の史跡とかもいろいろとあるのですね。おもしろいです。
今日は本当に疲れました。
ホテルに着いたところで連れの両親と合流しました。しばらく連れの母と話をして、明日の予定を立ててから夕飯のお時間。ゆうべは素泊まりだったので夕食はついてなかったのですけど、今日からまっとうな食事ができます。食事はフレンチでした。おいしゅうございました。
そのあとで温泉に入ってまったりとしたあとで、パソコンを無線LANでつなごうとしたら、今日は自分の部屋からはつなげることができませんでした。今朝もそうだったんだよなぁ。
で、1階のロビーに連れと行って、そこで延々とこの日記を書いていました。結局22時ごろから書きはじめて23時すぎまでかかったなぁ。
書き終わったあたりに、ロビーにオニヤンマがとびこんできました。ホテルの人が捕虫網を取ってくる間に連れは嬉々として写真を撮っていました。結構でかかったです。ホテルの人が捕虫網でつかまえて、それで外に逃がしていました。
そういえば、今日はやたらと色んな種類のトンボをみかけたなぁ。トンボは英語でdragon flyなんですけど、あれだけいると、確かに飛んでるヤツということでハエと同じあつかいというのもわからないでもないというところでした。
明日は中禅寺湖とか戦場ヶ原とか見てくる予定です。心配なのは天気なんだよなぁ。昨日今日と午前中は晴れていたのが午後になって天気が大崩れするという日が続いているようなので、心配です。あと気温もどうなのかなぁ日光駅のあたりは昨日今日と結構暑かったんですよ。雨が降ったあとは涼しくなりましたけど。奥日光はどうなんだろ?