つれづれなるままに

もうちょっと緩衝材入れましょうか。

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というわけで。

7巻を読むまで色々と誤解していたことがあったな、というのが。

マリーの力でループしてるのはもっと長い期間だと思っていたのですが、「終わらない世界」であるカゲロウデイズにいるアザミは、つぼみがカゲロウデイズに接触したときに、はじめて外部からやってきた人間と出会ったことになってるんですよね。

ループ世界だとしても時間の無い世界であるアザミのカゲロウデイズには関係無い話のはずなので、つぼみがカゲロウデイズに引き込まれたのはあれがはじめてでかつ最後のことだったと思われたりして。

大体において、アザミのカゲロウデイズはループとは関係ないし。マリーのカゲロウデイズは現実をカゲロウデイズ化してるだけ、ということで終わらない世界＝何度も繰り返す現実ということになってるのでしょう。

漫画のルートでアヤノとシンタローの面識が無い表現があるので、高校生組のエピソードはそのループの内側にあります。大体において、漫画ではマリーが合流するタイミングが他と違いますし。

キド、セト、カノ、モモがカゲロウデイズ(アザミの)に接触したのは同じような時期だったのかと。そのあとのどこかに分岐点があるんじゃないのかなぁ。

ただその一方で、シンタローの能力がマリーによるもので、しかもずっと前のループの中でのマリーとシンタローの誓いの中で生まれて、シンタローが生まれる前からいっしょにいた能力ということなので、これだけはかなり例外的ですが。

ということは、ツキアザのエピソードはループの外にあるのか。まぁ、前からこの話がリセットされたら、そもそも話そのものが無くなるという親殺しのパラドックスをかかえたような問題だったので、それ自体は回避されたのかなぁ。

アザミはずっと拘束されたままの状態なんだと思っていたのですが、案外と普通にカゲロウデイズの中に再現された家の中に暮らしていたので拍子抜けでした。

そして、あとになって6巻をちょっとぱらぱらして気付いたんですが。6巻って時系列的には7巻でシンタローがクロハにやられたあとのことに相当するのですね。だから6巻のシンタローは色々と知っていたと。

でも、5巻のラストでかっこよく出てきたセトが、7巻ではほとんど存在が抹消されていることが色々と話題になっています。マリーといっしょに食事していたという話は出ていたのですが、カゲロウデイズ攻略作戦のときに姿が見えないので、一体どこで何をやっていたのか、と。

7巻で驚異的だったのはシンタローと貴音の関係、それからモモとヒビヤの関係。このそれぞれのカップルはいわゆる公式のカップルであるシンタローとアヤノ、遥と貴音、ヒビヤとヒヨリがベースに語られてきたのですが、ここに来てそうじゃなくなる可能性も出てきたわけで。下手をしたらアヤノとヒヨリは戻って来ないということもあり得ると。じん さんの考えている結末は2パターンで、しかも少年少女たちはそこで決断をせまられることになるとあと書きにありました。8巻はもはや何が起きるかわからない世界です。

それから、考えてもみると他の能力者(シンタロー除く)はカゲロウデイズと蛇に飲み込まれるところを見てるのに、遥と貴音だけはカゲロウデイズと干渉しただけで肉体はこっちの世界に置いたままだったんですよね。(カゲロウデイズに飲み込まれたと仮定しないと、アヤノやヒヨリが消えたことや、能力者の片割れもいなくなったことの説明ができないし、アザミも対象物がなければ暗い世界でひとり彷徨うことになると話していました。だから、蛇が抜かれてしまった状態でももしかしたら遥と貴音だけは存在を続けることになるのかもしれません。

マリーも7巻のラストではアザミに乗っとられた、というか憑依されたというかそんな状態になってるんですよね。アザミはマリーを通してクロハを見てるし。そして、アヤノはアザミの本気次第だと言うし。結局首ちょんぱなのはシンタローだったんですが、6巻で遥から言葉を託されてるように、何らかの形でここに戻ってくるはず。

それにしても、キドが亡くなるのはアニメのルート以外では規定路線なんでしょうかね。最初に死なないとアザミを呼び寄せることができないわけで。

漫画ルートのヒヨリに憑いた冴えるもことも気になりますし。

さてこれからどうなることやら。