これは以前紹介しましたっけ?
https://www.amazon.co.jp/dp/9784832247666
1年ほど前に出た1巻では、ウィーンに住んでいる声楽の学生リーナが、ボカロPを自称する歌音と出会うあたりから話がはじまります。
リーナは有名な声楽家で「女王」とまで呼ばれる人の娘で、先生からもかなり期待されていましたが、自身は自由に大勢の人に歌を聞いてもらえないかと思っていました。
そんな中で、謎の多い少女の歌音と音楽仲間になっていくのですが。1巻は主にリーナ中心に話が進んでいきました。
https://www.amazon.co.jp/dp/9784832248434
2巻では、1巻のラストで父親に連れ戻されてしまった歌音への謎にせまるところからはじまります。歌音の父親は無名ながら、強烈なカリスマ性を持つ指揮者で、歌音はその元で化け物的な演奏力を持つピアニストとして育てられてきた娘だったのですが、その環境の中で、自分が音楽を嫌いになってしまいそうになって父親の元から逃げ出していた中でリーナと出会っていたのでした。
しかし、歌音は父親の演奏会で代理演奏をまかされている中、リーナとの演奏(というか、自分の作った曲をリーナに歌ってもらう)ことをあらためて認識してウィーンに戻るのでした。
後半はリーナや歌音たちの迷いの中で話が進みますが、一応の決着が着いたようです。
全2巻だというのは残念だったなぁ。
1年前に1巻が出たときからおもしろいなと思っていた作品だったのですが。あ、11月だから1年じゃなくて半年ぐらい前か。